機械システム学科
設計・加工・測定・組立・制御の技術で夢を形にかえていく、創造力豊かなエンジニアを育成します。
機械システム学科では、機械加工の基本から生産システム技術(高精度・高品質機械加工、機械設計および制御技術等)を学び、高度化・多様化するものづくりに対応した実践技術者を育てます。
ものづくりに必要な汎用工作機械やNC工作機械等による加工技術、機械製品の設計・加工に必要となるCADによる設計技術などを習得していきます。
日本のものづくりに欠くことのできない生産技術を基礎から学び、即戦力として活躍できるエンジニアを目指します。
- STEP1わかりやすい授業ではじめは基本から。
- はじめて機械分野に挑戦する人でも心配はいりません。測定の基本や図面の読み方から、機械分野に必要な知識や技術までを段階的に習得していきます。各種工学実験や機械加工実習も並行して受講できるので、より理解を深めることができるカリキュラムになっています。
- STEP2最先端技術に触れる。
- 実際に企業で使用されているプログラムで自動加工をする工作機械や精密測定機械、CADソフトウェアなどの最新設備を導入しています。さらに、全授業時間の半分以上は少人数体制で実験や実習を行うため、最新設備に触れる時間も非常に多くなっています。学んだ理論を体験しながら確認できるので、実践力が身につけられます。
- STEP3自分のアイディアを形にする。
- 1年次の最終段階(1月~3月)では、習得してきた知識と技術を駆使して、設計・加工・組立・制御を取り入れた総合課題(約250時間)に取り組みます。2年次には卒業研究(約450時間)で、学生が自ら考えたテーマについて研究活動や設計製作(開発)活動を行い、学びの集大成を形にします。
実践的なカリキュラムから協調性・発想力・主体性を養い、機械総合技術者としての考え方やセンスを身につけていきます。
学科紹介
- WHAT?機械システム学科ってどんなところ?
私たちの身の回りにあるものは、設計図をもとに工作機械で部品を作り、組み立てて、製品として世に送り出されています。多くの製造現場で中心的な役割を果たし、ものづくりの礎となっているのが「生産技術」です。
機械システム学科では、アイディアをかたちにする設計技術から、かたちを作るために必要な加工技術、測定技術、そして機械を動かすための制御技術までを学びます。まずは工作機械の扱い方や測定器の使い方などの基本的な技術と、材料の種類や強度といった基本的な知識から身につけていきます。そしてより高度な技術を習得して、柔軟な発想力を持った技術者を育てます。多様化するものづくりのニーズに対応できる技術を実践的に培っていけることが、機械システム学科の特長です。
ものづくりは、すべての人の手から生まれます。あなたの自由な発想が、新しい何かを生み出すことにつながるかもしれません。生産技術はあなたが思い描いたものを形にできます。まずは「かたちをつくる」ことを楽しんでほしいと思います。
- CURRICULUM主な学科と実技科目
カリキュラムの半数以上は実験と実習で、実践的に学ぶことを重視しています。機械加工の基礎からCAD/CAMシステムを利用した5軸制御マシニングセンタによる高品質機械加工まで、測定技術の基礎から3次元測定機による高精度測定まで、機械組立の基礎から自動制御技術まで、生産システム全般に対応できる技術を段階的に習得します。
- 講義
- 機械材料/機械加工学/材料力学/熱力学/流体工学/基礎製図/シーケンス制御/油圧・空圧制御
- 実技
- 機械工学基礎実験/機械加工実習/設計製図実習/測定工学実習/制御工学実習/総合課題/卒業研究
- CERTIFICATE取得を目指せる資格
- 研削砥石特別教育
- 技能検定2級・3級(機械加工)など