電気システム学科
AIや画像処理などの情報技術を軸に電気と機械とを結びつけるデジタルエンジニアを育成します
電気システム学科では、電気の基本技術から計測・制御、電気・電子回路設計技術などを学び、自動化・省エネ化技術と小型化・ネットワーク化が進むデバイスの活用に対応した実践技術者を育てます。
授業では電気技術、制御技術、エネルギー技術を基礎として、ロボット等で使われるモータの効率的な利用技術、工場の自動化技術や省エネ化技術なども学んでいきます。
機械の仕組みを理解し、動力やセンサの技術を身につけて、AIやIoT、画像処理やシミュレータなどと組み合わせることで、幅広い分野で活躍できるエンジニアを目指します。
- STEP1わかりやすい授業ではじめは基本から。
- 入学後は電気・制御技術に必要な基本知識(電気回路や制御回路、コンピュータ利用技術等)から学びます。実験と実習が中心の授業スタイルのため、仲間と相談しながら必要な知識を習得することができます。定員20名の少人数体制なので、技術も基礎からしっかりと習得できます。
- STEP2最先端技術に触れる。
- データサイエンス概論では、近年様々な分野で利用されているAIについて、表計算ソフトやプログラミングでの演習を交えて学びます。
- FAシステム構築実習ではロボットアームや画像処理装置を使い、生産現場等で利用可能な自動化システムを習得します。
- 環境・エネルギー有効利用実習では、環境や省エネルギーを考慮した太陽光発電や風力発電等のシステムについても学びます。
- STEP3自分のアイディアを形にする。
- 1年次の総合課題では、これまで学んだ知識を利用して、電子回路や配線、制御プログラミングなどの製作を通じてチームに貢献します。
- 2年次の卒業研究では、1年次に幅広く学んだ分野からAIやIoTなど自分の興味のある分野を選び、学生自ら研究テーマを考えて実践的な研究に取り組みます。研究成果をもとに、各種コンテストやコンクール、学会発表を目指します。
学科紹介
- WHAT?電気システム学科ってどんなところ?
電気の発見は、情報やエネルギーを瞬時に離れた場所へと伝える手段を人類にもたらしました。電気エネルギーで機械的な動作を生み出し、さまざまな動作が適切に調和することが「制御」です。
電気システム学科では、エネルギーとしての電気を生み出す技術から、電気の流れを操ることで機器を制御する技術、これらが無駄なく効率的に行われる技術までを学びます。電気のコントロールに機械のコントロール、そして効率的なエネルギーのコントロール、という動きを生み出す技術を総合的に理解して、実践的な応用ができる技術者を育てます。電気・機械・エネルギー、そしてそれらをコントロールするための情報技術という幅広い技術の融合が、電気システム学科の特長です。
生活のあらゆるところで役立っている制御技術。仕組みや理論がわかってくると、「うごきをつくる」ことの楽しさはどんどん増していきます。機械やエネルギーを思い通りにコントロールする面白さを、あなたにも味わってもらいたいと思います。
- CURRICULUM主な学科と実技科目
電気と機械とを融合させた応用的な分野が制御です。電気を操るための電気電子分野を基礎から学び、機械加工や機械要素といった機械的な分野と情報技術を利用したプログラム手法を習得し、FA機器の制御プログラム技術に応用します。さらに省エネ化に対応するために、エネルギーを効率的に利用する技術も学習します。幅広い分野にまたがる制御技術を総合的に学びます。
- 講義
- 電気回路/電磁気学/制御工学/電子デバイス/電気機器/環境エネルギー概論/データサイエンス概論
- 実技
- シーケンス制御実習/電気基礎実験/電子デバイス基礎実験/情報通信基礎実習/電気機器実験/FAシステム構築実習/ 制御プログラミング実習/環境エネルギー実習/総合課題/卒業研究
- 一般教育
- 日本語表現/社会学/英語/体育/基礎数学/解析学概論
- 選択科目(編入希望者向け)
- 線形代数学/力学
- CERTIFICATE取得を目指せる資格
- 技能検定2級・3級(電気系保全)など